「迷いの窓」と「悟りの窓」で有名な、源光庵のもみじが色づき始めています。
改修工事も終わり、今年の紅葉の季節は、たくさんの人で賑わうことでしょう。
一足早く、行ってきましたのでご紹介します。
【源光庵】拝観の時間・拝観料
時 間: 9:00~17:00(受付終了 16:30)
※寺の行事がある時には、終日または臨時に拝観を中止することがあります。
拝観料: 大人 400円(11月は 500円)、子ども 200円
【源光庵】拝観の様子
源光庵の総門をくぐると、境内のもみじが見頃を迎えています。
とても大きくて、立派なもみじの木ですね。
紅葉したもみじとススキが、秋の深さを感じさせてくれます。
源光庵 三門
大きな三門ではありませんが、丸い窓が特徴的です。
この先に、本堂があります。
源光庵 本堂
本堂の中庭は、とても綺麗に手入れがされていて、落ち着きのある風情です。
もみじもきれいに色づいていました。
書院の間
本堂の中に入ると、「屋久杉」を使った木の屏風がある書院の間があります。
とても貴重で、木でできた珍しい屏風をぜひご覧ください。
迷いの窓・悟りの窓
源光庵で有名な迷いの窓(角型)と悟りの窓(丸形)があります。
迷いの窓
迷いの窓の⾓型は「⼈間の⽣涯」を象徴し、⽣⽼病死の四苦⼋苦を表しているそうです。
悟りの窓
悟りの窓の円型は「禅と円通」の⼼を表し、円は⼤宇宙を表現しているそうです。
私が行った日(2022年11月18日)は、窓から見られる紅葉は、まだ早かったようです。
本堂内には、ご本尊である釈迦如来(釈迦牟尼佛)が安置されています。
血天井
外の駐車場には、このように特別に案内されています。
本堂廊下の天井には、大きな染みがあります。なんと・・血だまりの跡だそうです。
血天井は、1600年の「伏見城の戦い」で鳥居彦右衛門元忠の軍勢(1800人)が劣勢となり、力尽きて残った380名も一党とともに自刃しました。
その伏見城の廃材の一部が源光庵本堂の廊下に使われ、現在「血天井」として見ることができます。
⿃居元忠は「三河武⼠の鑑」と称される武将です。
君主であった徳川家康とのエピソードが今も伝えられています。 源光庵ホームページ
⿃居元忠という人物の、忠誠心に心打たれるお話です。
皆さんも、ぜひ読んでみてください。
源光庵庭園
本堂の裏にある、苔の美しい枯山水庭園です。
ここでは、色づいたもみじが、綺麗に庭園を引き立たせていました。
御朱印
御朱印(300円)
書置きですが、頂くことができました。
【源光庵】への行き方
京都駅から市バス 6系統、「鷹峰源光庵前」バス停にて下車。降りるとすぐ源光庵です。
運賃は、大人片道230円・子供120円です。
京都駅からバスで約45分です。混雑が予想される時期は、時間に余裕をもって行ってください。
【源光庵】まとめ
源光庵で有名なのは、何といっても「迷いの窓と悟りの窓」ですね。
今回の拝観では、窓から紅葉を見るのにはまだ早かったようです。
源光庵のホームページで紹介しているようにはいきませんでした・・。
「血天井」については、⿃居元忠と徳川家康のエピソードは読んでいただけましたか・・。
武士の確固たる意志の強さに涙が出ます。
これから本格的に色づいてくる源光庵のもみじを、「迷いの窓と悟りの窓」から見てみてください。
きっと綺麗ですよ!