【建仁寺】には、多くの文化財があります。
中でも、俵屋宗達の風神雷神図屏風(国宝)は有名です。
2002年には、法堂の大天井『双龍図』の開眼法要が行われ、畳108畳の大きさを誇る龍の天井画を見ることができます。
紅葉の時期には、方丈庭園【潮音庭】は素晴らしい景色となります。
紅葉には少し早かったようですが、【建仁寺】に行ってきましたので、見どころをご紹介したいと思います。
【建仁寺】拝観の時間・拝観料
時 間: 10:00~17:00(受付終了 16:30)
拝観料: 大人 600円・中高生 300円・小学生 200円
※小学生未満と障がい者手帳をお持ちの方は無料
※行事等により、拝観できない場合があります。
【建仁寺】拝観の様子
ここにいるだけで、こころ静かに自らと向き合える
栄西禅師が説いた「大いなるかな心や」の文字が、最初に私たちを迎えてくれます。
風神雷神図屏風
俵屋宗達の最高傑作と言われている、風神雷神図屛風です。
こちらに展示してあるのは複製品で、本物(国宝)は京都国立博物館に寄託してあるそうです。
雲龍図の襖絵
海北友松が描いた雲龍図(重要文化財)の襖絵です。
こちらも複製品とのことですが、迫力を感じます。
青い襖絵
染色作家の、鳥羽美花さんによる型染め作品「舟出」です。
仏間に、鮮やかなブルーで描かれた襖絵があるとは意外でした。
この絵を目的に建仁寺へ来られる方もいるそうです。
方丈庭園「大雄苑」
枯山水庭園「大雄苑」です。
石や砂で、水の流れを見事に表現しています。
方丈庭園「潮音庭」
中央に三尊石を置き、周りにもみじが植えられています。
紅葉の時期には素晴らしい景色になることでしょう。
私が行った日(11月25日)は、まだ色づき始めでした。
建仁寺「潮音庭」の紅葉の時期がいつ頃来るのか・・とても楽しみです。
方丈の周りには、いくつもの庭があります。
それぞれ手入れが行き届いていて、感心してしまいます。
法堂
この法堂の天井に、小泉淳画伯による「双龍図」があります。
建仁寺開創800年を記念して、描かれたそうです。
阿吽の双龍図
こちらが法堂の天井に描かれている阿吽の「双龍図」です。
北海道で廃校になった小学校の体育館で、畳108畳もの大きい「双龍図」が制作されました。
※阿吽とは・・口を開いた阿形 (あぎょう) と、口を閉じた吽形 (うんぎょう) の一対の姿。 Goo辞書より
二匹の龍が協力して、仏法を守る姿が描かれているそうです。
こちらに詳しく書かれています。
勅使門(重要文化財)
放生池から見た勅使門です。
勅使門の柱や扉には、戦いで付いた矢の痕があることから、「矢の根門」または「矢立門」と呼ばれているそうです。
風神雷神おみくじ
建仁寺には、「風神雷神おみくじ」というものがあります。
中に、風神か雷神のどちらかのメダルが入っています。
私には、雷神様のメダルが入っていました。
そして、なんと・・大吉が出てくれました!
御朱印
拝観前に御朱印帳を預けて、拝観後に受け取ります。(300円)
【建仁寺】への行き方
京都駅から市バス 206系統、「東山安井」バス停にて下車。徒歩5分です。
運賃は、大人片道230円・子供120円です。
混雑が予想される時期は、時間に余裕をもって行ってください。
電車の行き方など、詳しくは建仁寺ホームページでご確認ください。
【建仁寺】まとめ
建仁寺の方丈の周りの縁側に座り、「大雄苑」を眺めていると、不思議と心が落ち着いてきます。
拝観の合間に、ここでゆっくりされている方々が多くいました。
京都の禅寺、【建仁寺】を訪れてみませんか‥。
多くの文化財をご覧いただき、来てよかったと思っていただけると思います。
安井金比羅の「縁切り石」
近くには、安井金比羅や高台寺があります。
時間があったら、ぜひそちらもご拝観ください。