【法然院(ほうねんいん)】とは、その名の通り【法然上人】ゆかりの寺院です。
趣のある茅葺の屋根と、白砂檀(びゃくさだん)と呼ばれる白い盛り砂があることで有名です。
中庭には、「三銘椿(さんめいちん)の庭」があり、この椿は3月中旬頃から4月上旬頃にかけて見頃を迎えます。
境内のもみじも素晴らしく、初夏の青もみじ・紅葉のもみじなど、見どころが多い寺院です。
「哲学の道」からも近く、観光のシーズンには多くの人で賑わいます。
「哲学の道」
【法然院】日程・時間・料金・アクセス方法など、詳しくご案内します。
【法然院】拝観の日程・時間・拝観料
時 間: 6:00 ~ 16:00まで
拝観料: 無料
※本堂へ入ることはできません。
「春季」4月1日~ 7日と、「秋季」11月18日~ 24日は特別公開として、方丈庭園や方丈の襖絵、中庭の三銘椿などを拝観することができます。
※日程は変更される場合があります。
特別公開拝観料:800円
【法然院】拝観の様子
「山門」
白砂壇(びゃくさだん)
茅葺屋根の山門をくぐると、真ん中の参道を挟んだ両側に、大きな白い盛り砂があります。これが、白砂檀(びゃくさだん)と呼ばれるものです。
以前は白砂檀が5つありましたが、放生池を造ったことで、現在の2つだけになってしまいました。
白砂檀(びゃくさだん)の上には、水を表す模様が描かれていて、この二つの白砂檀の間を通ることで、心身を清めるという意味があるそうです。
季節ごとに描かれる模様が違うので、その点も見逃さずに確認したいものです。
庭園 椿の庭「三銘椿(さんめいちん)」
本堂裏の中庭にある椿の庭「三銘椿の庭」
特別公開の時にだけ、見ることができる「三銘椿(さんめいちん)の庭」です。
「花笠椿」・「貴(あて)椿」・「五色散り椿」の三種が並んで植えてあります。
「春季」4月1日~ 7日の公開時には、見頃を迎えた三種の椿を見ることができると思います。
「方丈庭園」
心字池に架かる石橋の向こうに、「阿弥陀三尊」を象徴する三尊石があります。
この心字池には、「錫杖水(しゃくじょうすい)」と言われる善気水(ぜんきすい)が、340年余りに亘って湧き出しているそうです。
地蔵菩薩立像
本堂の、間向かい側の石段を登ったところに、凛として立っておられます。
1690年に、当時の和尚様がご自身の等身大の、地蔵菩薩立像を鋳造させたものだそうです。
花手水
「花手水」がとても綺麗でした。
苔むした周りの緑色が、一層鮮やかに「花手水」を引き立てています。
御朱印
御朱印は、境内の寺務所で授かることができます。(書置き型)
御朱印の料金は、「志納金」として授かる側が決めた額を支払うというもの。
他では、みられないシステムですね。
【法然院】への行き方
【京都駅から】
京都駅から市バス 17系統(錦林車庫前行き)で、「浄土寺」バス停にて下車。そこから徒歩8分です。
京都駅から「浄土寺」バス停まで、40分程度かかります。
運賃は、大人片道 230円・子供 120円です。
混雑が予想される時期は、時間に余裕をもって行ってください。
電車の行き方など、詳しくは【法然院】ホームページでご確認ください。
【法然院】まとめ
「大書院」から中庭の様子
今回は【法然院】秋季伽藍(がらん)内特別公開の期間に行くことができました。
建物内は撮影禁止ですが、庭園に向かっての撮影は良いとのことでした。
法話も行われていて、資料もいっぱい頂いてきました。
”法然上人の教え”たるものを学ぶいい機会になりました。
徒歩圏内に、【銀閣寺】・【安楽寺】・【霊鑑寺】など、見どころがたくさんの寺院が集まっている場所です。
近くの「哲学の道」を散歩しながら行ってみてはいかがでしょうか。
【法然院】は、朝の6時から入ることができるので、早くから観光が始められますね!