京都大原の里にある【宝泉院】は、絵に描いたような美しい「額縁庭園」で知られています。
庭に面した畳には、赤い敷物(緋毛氈・ひもうせん)が敷かれ、青もみじなどの緑色の庭に彩をそえて「額縁庭園」の美しさを、一層引き立たせています。
お抹茶とオリジナルの和菓子も、拝観料に含まれているので、とてもお得な気がします。
京都大原【三千院】からも近いので、ご一緒に参拝されてみてはいかがでしょうか。
【宝泉院】拝観の時間・拝観料
時 間: 9:00 ~ 17:00まで( 受付終了 16:30 )
拝観料: 大人 800円 ・ 中高生 700円 ・ 小学生 600円
※お抹茶、オリジナルのお菓子(若狭屋手作りの和菓子)が付いています。
【宝泉院】拝観の様子
額縁庭園
額縁庭園から見える、庭の名前は盤桓園(ばんかんえん)というそうで、立ち去りがたいという意味があるそうです。
籠
入口を入ると、廊下の上には「籠」が飾られています。
これは、江戸中期の作といわれ、高僧(位の高い僧侶)が宮中に行く際に使われていたそうです。
血天井
伏見城の戦いの際に、徳川家康の家臣であった鳥居元忠ら、380名あまりの侍達が、打ち取られたり、自刃したりして命を落としました。
その侍達の慰霊のために、血が染みついた床板を天井として(移築)使用したものです。
血の跡がいくつもの箇所で、確認することができます。
水琴窟(すいきんくつ)
竹筒の下に埋め込んだ、水瓶に水滴が落ちるたびに、澄んだ水音がします。
高さの違う音色が、互いに響きあうように設計されているそうです。
みなさんも、違う二つの音色を楽しんでみてください。
石盤
サヌカイトと呼ばれる珍しい石でできた、「石の楽器」です。
僧侶が、音程を確かめるために使用したものだそうです。
囲炉裏の部屋
炉の周りに陶板がある、珍しい囲炉裏です。
きれいな襖絵も、見どころです。
御朱印
御朱印は、堂内にある御朱印所で授かることができます。(300円)
御朱印の最終受付は、16:30 までです。
【宝泉院】への行き方
京都駅から京都バス 17系統で、終点「大原」バス停にて下車。そこから【三千院】参道を進み、【三千院】の前を通り過ぎた奥にあります。
運賃は、大人片道 560円・子供 280円です。
京都駅から直通バスですが、約80分(1時間20分)程度かかります。
市バスの17系統ではなく、京都バス 17系統「大原」行きですので、お間違えの無いように注意してください。
京都バス 17系統「大原」行きのバス乗り場は、C3 です。
※終点「大原」バス停には、トイレがあります。
混雑が予想される時期は、時間に余裕をもって行ってください。
電車の行き方など、詳しくは【宝泉院】ホームページでご確認ください。
【宝泉院】まとめ
【宝泉院】は、僧侶の住まいのひとつとして建てられたそうです。
「額縁庭園」として有名なので、四季を通して【宝泉院】に来てみたくなりました。
緋毛氈(ひもうせん)に座って、抹茶と和菓子を頂きながら、ゆっくりしたいものです。
大原【三千院】地区は、京都駅からは少し遠い所にありますが、直通バスがあるので簡単に行くことができます。
近くには、【三千院】・【勝林院】・【実光院】・【寂光院】もあります。
時間を作って、ぜひ行ってみてください。お勧めです!