京都大原【三千院】
一隅を照らす、これ則ち国宝なり
初夏の、青々としたもみじと、苑に咲いたあじさいを、梅雨の晴れ間に見に行ってきました。
苔庭の苔の緑色の鮮やかさが、青もみじと重なって、緑一色の庭になっています。
この季節ならではの京都大原【三千院】をぜひ、ご覧ください。
【三千院】拝観の時間・拝観料
季節により開門・閉門の時間が異なります。
〈3月~10月〉時 間: 9:00~17:00
〈11月〉時 間: 8:30~17:00
〈12月~2月〉時 間: 9:00~16:30
拝観料: 大人 700円・中高生 400円・小学生 150円
※定休日は特にありません。
【三千院】参道
バス停を降りて道路を渡ると、わかりやすく大きな看板があります。
ここから、参道の小径を歩きます。
きょうと~ ♫ おおはら三千院 ♫・・・。
永六輔さんが作詞した「女ひとり」の石碑がありました。
なつかしく、歌いながら小径を歩きました。
参道には、食事処やおみやげ店が営業しており、あっという間に【三千院】に着いてしまいます。
途中途中も、青もみじがとても綺麗でした。
【三千院】拝観の様子
拝観入り口です。
靴を脱いで入ります。中は、撮影禁止です。
聚碧園(しゅうへきえん)
園庭のみ、撮影が許可されています。
京都市の指定重要文化財(京都市指定名勝)で、この庭「聚碧園」を修築をしたのは、江戸時代の茶人・金森宗和といわれています。
こちらでは、お茶席も用意されていて、庭を眺めながら、和菓子とお抹茶を頂くことができます。
有清園(ゆうせいえん)
青苔の地に、大きな杉やヒノキが立ち並んでいます。
新緑の青もみじが、空の部分にも緑色を忍ばせ、辺りを緑色に染めています。
夏の新緑は、秋の紅葉と同じくらい美しいと思いました。
青もみじです。下の青苔とマッチしていてとても綺麗です。
あじさい苑
毎年、6月中旬から7月上旬にかけて、「あじさい祭り」が開催されます。
今年(2023年)は、 6月10日(土)~7月9日(日)までの開催となります。
ハートの形をした、あじさいもあるとか・・・。
金色不動堂
ここでは、護摩祈祷を行います。平成元年に建立された、比較的新しいお堂です。
御朱印は、こちらの「金色不動堂」で受け付けています。(300円)
毎月28日には、金色で「金色不動尊」と書かれた御朱印をいただくことができるそうです。(500円)
そばに、季節限定のあじさい花のかわいい御守りがあったので、買ってきました。
裏には「三千院」と書かれています。
おさな地蔵
わらべ地蔵や、おさな地蔵といった、小さなお地蔵様が境内のあちらこちらに佇んでいます。
御朱印
円融蔵という建物の中で授かれる、「三千院」ご本尊の薬師如来の御朱印がこちらです。(300円)
境内の、青もみじと一緒に撮りました。
【三千院】への行き方
京都駅から京都バス 17系統で、終点「大原」バス停にて下車。そこから参道を約10分歩きます。
運賃は、大人片道 560円・子供 280円です。
京都駅から直通バスですが、約80分(1時間20分)程度かかります。
市バスの17系統ではなく、京都バス 17系統「大原」行きですので、お間違えの無いように注意してください。
京都バス 17系統「大原」行きのバス乗り場は、C3 です。
※終点「大原」バス停には、トイレがあります。
混雑が予想される時期は、時間に余裕をもって行ってください。
電車の行き方など、詳しくは三千院ホームページでご確認ください。
【三千院】まとめ
初夏の暑い中ではありましたが、この季節ならではの青苔と青もみじを観ることができて、とても満足な一日を過ごすことができました。
縁側に座り、聚碧園(しゅうへきえん)の庭を眺めていると、自然のクーラーの中にいるようで涼しく、心も和みます。
境内の至るところに、もみじの木があり、紅葉の季節も期待したい、京都大原【三千院】です。
あと、金色で書かれた「金色不動尊」の御朱印は、正月三が日と4月中旬〜5月中旬の「不動大祭」や毎年10月28日〜11月18日の「もみじまつり」でも頂くことができるそうです。
特別御朱印を授かりたい方は、予定してみてはいかがでしょうか。
京都大原【三千院】は、京都駅からは少し遠い所にありますが、直通バスがあるので簡単に行くことができます。
近くには、「額縁庭園」で有名な【宝泉院】もあります。
時間を作って、ぜひ行ってみてください。どちらもお勧めです!