桜の季節がやってくると、京都には観光を兼ねてたくさんの方々が訪れます。
きれいな桜を満開の時期に観たいと誰もが思うことですが、なかなか実際にはそうはいきません。
天気やスケジュール調整などもあり、見頃を逃してしまうこともあるでしょう。
そこで、数ある桜の名所の中から、今回しだれ桜に絞って厳選した8つ(8か所)をご紹介します。
しだれ桜は見頃の期間が短いため、今回厳選した8つを参考に、京都の桜をお楽しみください。
- 「醍醐の花見」として有名な【醍醐寺】
- ニュースでも取り上げられる【本満寺】
- 「ねね様」で有名な【高台寺】
- 「祇園しだれ桜」がある【円山公園】
- 樹齢130年「不二桜」で有名な【東寺】
- イラスト御朱印で有名な【佛光寺】
- 「御所桜」と「斎王桜」で有名な【上賀茂神社】
- 「妙心寺」内に立ち並ぶ寺院【退蔵院】
☆【高台寺】夜の特別拝観(ライトアップ)2024春はこちらからどうぞ!
「醍醐の花見」として有名な【醍醐寺】
豊臣秀吉が亡くなる前に催された最後の宴「醍醐の花見」で有名な醍醐寺には、しだれ桜の他にソメイヨシノなど約1000本もの桜が春を楽しませてくれます。
【醍醐寺】三宝院(2023年3月25日)
【醍醐寺】仁王門 (2023年3月25日)
【醍醐寺】五重塔(2023年3月25日)
【醍醐寺】では、広い境内のあちらこちらで桜が咲き誇ります。
大きなしだれ桜もたくさんあり、お見事!の一言です。
お茶席も特設されており、桜を眺めながらお抹茶を頂くことができます。
【醍醐寺】拝観の時間・拝観料
時間: 3月1日 ~ 12月第1日曜日まで・・・9:00 〜 17:00まで
12月第1日曜日翌日 ~ 2月末日まで・・・・9:00 〜 16:30まで
※閉門時間30分前で受付終了(春期期間中は拝観時間の変更あり)
拝観料 :3月20日 ~ 5月のG.W最終日までは下記の通り
大人 1500円 中高校生 1000円 小学生以下 無料
上記以外の通常期
大人 1000円 中高校生 700円 小学生以下 無料
【醍醐寺】への行き方
京都駅から京阪バス 301号経路、「京都醍醐寺ライン」に乗り、終点「醍醐寺」バス停にて下車。
京阪バス乗り場は、京都駅八条口にあります。
※京都市バスのターミナル側(烏丸口)ではありませんので注意してください。
八条口、京阪バス H4乗り場から醍醐寺まで、乗り換えなしで行くことができます。
運賃は、大人片道280円です。
京都駅からバスで約30分かかます。
電車の行き方など、詳しくは醍醐寺ホームページでご確認ください。
ニュースでも取り上げられる【本満寺】
【本満寺】2023年3月22日
画面に入りきらないほどの、大きな大きな【本満寺】のしだれ桜です。
垂れ下がった枝の先の桜が、そよ風に揺られているのを観て、この場がとても心地よく感じられました。
まだ日差しもあまり強くなく、絶好の花見日和です。
前日ニュースで取り上げられたので、たくさんの方が撮影に来ていました。
【本満寺】のしだれ桜は、円山公園にある「祇園しだれ桜」の姉妹木で、樹齢90年だそうです。
しだれ桜の木の下に入ると、まるで桜の花のシャワーを浴びているかのような夢見心地でした。
【本満寺】2023年3月22日
【本満寺】拝観の時間・拝観料
特に決まった時間はなく、境内はいつでも無料で開放されています。
(およそ9:00 ~ 16:00)
ただ、御朱印が欲しい方は、時間を確認してから行ってください。
※詳しくは本満寺ホームページ(電話)でご確認ください。
【本満寺】への行き方
京都駅から市バス 205系統、「葵橋西詰」バス停にて下車。徒歩約5分です。
運賃は、大人片道 230円・子供 120円です。
京都駅からバスで30分程度かかります。
電車の行き方など、詳しくは本満寺ホームページでご確認ください。
「ねね様」で有名な【高台寺】
【高台寺】2023年3月24日
高台寺の方丈前に広がる波心庭のしだれ桜はとても有名です。
勅使門の横に咲くこの桜は、満開時には花びらで重量感たっぷりな姿を見せてくれます。
毎年、春・秋の夜間特別拝観では、この波心庭で鮮やかなプロジェクションマッピングが行われます。
昼夜入れ替え制ではないので、別途夜の拝観料は必要ありませんので、時間のある方は夜のライトアップもお勧めです。
「春・秋の夜間特別拝観」はこちらで詳しく紹介しています。【高台寺】のプロジェクションマッピングは必見ですよ!
【高台寺】拝観の時間・拝観料
時 間: 9:00~17:30 まで (17:00 受付終了)
拝観料: 大人 600円 ・ 中高生 250円
※小学生以下と障がい者手帳をお持ちの方は無料
【高台寺】への行き方
京都駅から市バス 206系統、「東山安井」バス停にて下車。降りてから徒歩約7分です。
運賃は、大人片道 230円・子供 120円です。
京都駅からバスで20分程度かかります。
電車の行き方など、詳しくは高台寺ホームページでご確認ください。
「祇園しだれ桜」がある【円山公園】
【円山公園】「祇園しだれ桜」2023年3月24日
公園中央にある「祇園しだれ桜」の正式名は、一重白彼岸枝垂桜(ひとえしろひがんしだれざくら)といい、公園のシンボルとなっています。
他にも、広い敷地に600本以上の桜の木があり、桜の季節には公園全体で桜を見ることができます。
定休日はなく、いつでも入園することができます。
最近では土日祝日には、屋台の営業も始まり、家族連れで賑わっています。
【円山公園】2023年3月24日
【円山公園】への行き方
京都駅から市バス 206系統、「祇園」バス停にて下車。降りてから徒歩約3分です。
運賃は、大人片道 230円・子供 120円です。
京都駅からバスで20分程度かかります。
電車の行き方など、詳しくは円山公園ホームページでご確認ください。
樹齢130年「不二桜」で有名な【東寺】
【東寺】「不二桜」2023年3月22日
【東寺】にはソメイヨシノや河津桜など約200本の桜の木があります。
中でも樹齢130年にもなる「しだれ桜」の大木は「不二桜」と呼ばれ、春の五重塔を鮮やかに彩ります。
この桜の木は、「八重紅しだれ桜」という品種で、紅色が濃いのが特徴です。
青い空に、濃いピンク色の桜の花がとても綺麗でした。
【東寺】の境内の中は広いので、あまり人混みを気にせずに桜を観ることができます。
「春限定」ピンク色の御朱印もかわいいですよ!
【東寺】拝観の時間・拝観料
五重塔・金堂・講堂 : 8:00 〜 17:00(16:30 受付終了)
拝観料 : 一般 800円 高校生 700円 中学生以下 500円
宝物館・観知院 : 9:00 〜 17:00(16:30 受付終了)
拝観料 : 一般 500円 中学生以下 300円
【東寺】への行き方
京都駅から市バス 16系統、「東寺西門前」バス停にて下車。降りると目前です。
運賃は、大人片道 230円・子供 120円です。
京都駅からバスで15分程度かかります。
京都駅から20分もあれば歩いていくこともできます。
電車の行き方など、詳しくは東寺ホームページでご確認ください。
イラスト御朱印で有名な【佛光寺】
【佛光寺】2023年4月3日
【佛光寺】は、京都の繁華街に近い場所にありますが、門をくぐると広い境内に驚かされます。
境内にはカフェがあり、食事をすることができます。
また、【佛光寺】は3か月ごとに変わる、イラストの御朱印が頂けることでも有名です。
【佛光寺】では御朱印ではなく、「法語印」と呼ぶそうです。(平日9:00 ~ 15:30のみ受付)
【佛光寺】拝観の時間・拝観料
時 間 : 9:00 〜 16:00まで
拝観料 :無料
【佛光寺】への行き方
京都駅から市バス 5系統、「四条高倉」バス停にて下車。徒歩4分です。
運賃は、大人片道 230円・子供 120円です。
京都駅からバスで20分程度かかります。
電車の行き方など、詳しくは佛光寺ホームページでご確認ください。
「御所桜」と「斎王桜」で有名な【上賀茂神社】
【上賀茂神社】「御所桜」2023年3月27日
京都三大祭りのひとつ「葵祭」が執り行われる【上賀茂神社】にも大きなしだれ桜があります。
一の鳥居をくぐって北側にあるのが、こちらの「御所桜」です。
見頃を迎えた「御所桜」は、横に広がった枝に桜の花がいっぱいにちりばめられて、とても綺麗です。
【上賀茂神社】「斎王桜」2023年3月27日
こちらの「斎王桜」の見頃は、「御所桜」よりも一週間程度遅いそうです。
「斎王桜」は、紅しだれ桜という品種で、ピンク色が濃いのが特徴です。
枝受け支柱の多さから、しっかり管理されているのがわかります。
【上賀茂神社】拝観の時間・拝観料
時 間: 8:00~16:45 まで
拝観料: 特別拝観のみ 大人 500円 (10:00~16:00)
※中門からも参拝はできます。(無料)
【上賀茂神社】への行き方
京都駅から市バス 4系統、「上賀茂神社前」バス停にて下車。降りると目の前です。
または、市バス 9系統、「上賀茂御薗橋」バス停にて下車。徒歩4分です。
運賃は、大人片道 230円・子供 120円です。
京都駅からバスで40分程度かかります。
電車の行き方など、詳しくは上賀茂神社ホームページご確認ください。
「妙心寺」内に立ち並ぶ寺院【退蔵院】
【退蔵院】2023年3月29日
【退蔵院】の庭園入り口の門をくぐると、真っ先に大きなしだれ桜を観ることができます。
あまりに華やかなしだれ桜に、目が奪われてしまいます。
花見日和ということもあって、写真やビデオを撮る人たちで、いっぱいでした。
足元にまで垂れ下がった桜を間近で見ることができるので【退蔵院】の桜は見ごたえ十分です。
【退蔵院】拝観の時間・拝観料
時 間: 9:00 ~ 17:00 まで
拝観料: 一般(高校生含む)600円 小中学生 300円 小学生未満 無料
【退蔵院】への行き方
京都駅から市バス 26系統、「妙心寺北門前」バス停にて下車。徒歩5分です。
運賃は、大人片道 230円・子供 120円です。
京都駅からバスで50分程度かかります。
電車の行き方など、詳しくは退蔵院ホームページでご確認ください。
京都 しだれ桜の厳選おすすめ名所 8選 まとめ
コロナでの規制がなくなった今年は、どちらの桜を観に行きますか?
桜が見られる期間は、約10日~約2週間程度と言われています。
天気と相談しながら、京都の桜をぜひお楽しみください。
今回、厳選してご紹介したしだれ桜の中で、【醍醐寺】【高台寺】【円山公園】【東寺】は期間限定でライトアップが行われています。
時間に余裕がありましたら、夜の特別拝観(ライトアップ)にも行ってみてください。
夜の特別拝観(ライトアップ)については、それぞれのホームページでご確認ください。
混雑が予想される時期は、時間に余裕をもって行ってくださいね。