【興聖寺】は宇治川のほとりにある、石門から三門までの間の参道『琴坂』を上りきったところにあります。
『琴坂』の両側には、もみじが生え茂り、秋の紅葉シーズンには、素晴らしい「もみじのトンネル」が出来上がります。
【興聖寺】の法堂天井は、1600年の「伏見城の戦い」で力尽きた鳥居元忠らの血痕が残る伏見城の遺構を移築したもので、「血天井」としても知られています。
あいにくの雨でしたが、【興聖寺】の「もみじのトンネル」に行ってきましたので、ご紹介します。
【興聖寺】拝観の時間・拝観料
時 間:およそ 5:00~17:00まで
夜明けから日没までが拝観時間です。
拝観料: 500円
※行事等により、拝観できない場合があります。
【興聖寺】拝観の様子
回廊のある薬医門と庫裏、法堂、僧堂に囲まれた枯山水庭園。
2022年11月11日~12月4日までの間、興聖寺限定の『DANDELION PROJECT』リアル×メタバース体験で、平和の祈りを世界へ。
という催しが、【興聖寺】の枯山水庭園で夜を中心に、行われました。
聖観音菩薩立像『手習観音』
【興聖寺】にある、聖観音菩薩立像は、右足の親指が少し浮いています。
「衆生の困苦を救うため、すぐに駆けつける」という意思を表しているそうです。
三面大黒尊天
中央に大黒天、右面に毘沙門天、左面に弁財天の三つの顔を備えた大黒天さま。
三つの顔を持つことから、金、勝利、美のご利益があるとして人気があります。
大きな木魚『一願木魚』
木魚をさすりながら、一つだけ願い事を念じると良いそうです。
僧堂
修行僧が座禅をするための丸い座布団が、かわいらしく並んでいます。
琴坂『もみじのトンネル』
三門から見た『琴坂』のもみじのトンネル」です。
『琴坂』とは、両脇を流れる水のせせらぎが琴の音のように聞こえたことから名付けられたそうです。
新緑や紅葉がとても美しく、写真を撮るには絶好の場所となります。
鐘楼
リアル×メタバース体験の一部でしょうか‥。
鐘楼が、ライトアップされていました。
御朱印
かわいい、もみじとイチョウのシールが付いた御朱印(書置き型 300円)
【興聖寺】への行き方
宇治川沿いのもみじ
京都駅からJR奈良線(みやこ路快速)8番~10番線に乗り、「宇治駅」にて下車。
平等院から宇治川の橋を渡った向こう側にあります。駅から徒歩約15分です。
運賃は、大人片道240円です。
行き方など詳しくは、興聖寺ホームページでご確認ください。
【興聖寺】まとめ
今年は、イベントが催され、いつもと違う【興聖寺】を見ることができました。
このプロジェクトは、京都がひとつの庭になる次世代型新感覚イベントとして催され、『 二条城』『仁和寺』『貴船エリア』などでも、見る人を楽しませてくれました。
また、【興聖寺】の参道である『琴坂』のもみじのトンネルは素晴らしく、紅葉の時期には大勢の人で賑わいます。
他にも、法堂の血天井や鴬張りの廊下、聖観音菩薩立像、三面大黒天など多くの仏教美術を見ることができます。
近くには、世界遺産である【宇治 平等院】や、【宇治上神社】があります。
そちらに来られた際には、【興聖寺】もぜひご覧ください。
紅葉した『琴坂』のもみじのトンネルは見ごたえがありますよ!